蛍火と白狐




その時、風景がぐにゃりと歪み、ぐるぐると回り始めた。私は気持ち悪くなって目を閉じる。



……そうだ、あの声。私が鏡華ちゃんのお城で眠っちゃった時に聞こえたんだ。



じゃあ、やっぱり、あの子は私の知らない私のお姉ちゃん?



わからない……。



そういえば私、小さい頃の記憶が曖昧で、あんまり覚えてないんだ。



皆そんなものだろうと思ってたけど、もしかしたら違うのかもしれない。



帰ったら、お父さんとお母さんにきいてみよう。私の知らない、お姉ちゃんのことを。