蛍火と白狐




そういうわけで、ほのかと翠くんを呼んで会議を開いた。



「そうなのよね。蛍、ずっと元気ないのよ。心配だわ。原因によっては原因を……」



ほのかはそこまで言うと、何かを握り潰すように拳をグッと固めた。



……何だか、恐ろしい。



変な寒気がしたのは気のせいということにしましょう、はい。



「蛍は自分を役立たずと責めている筈です」



「そんなことないのに!」



「この前の一件で、確かにあいつにとっては自分の非力さを思い知らされただろうしな」



「唯一の非戦闘員ですから弱くて当たり前なんですけど、それでは駄目なんでしょうね」



「かといって、特に持ってるスキルなんてねぇし。頭良いわけじゃないだろ、あいつ」



「でも蛍は癒されるわ」



「お前だけだろそれ」



「何でわかんないのよ!」



「逆ギレすんな鬱陶しい」



「何ですって!?」



「まぁまぁ、落ち着いて下さい。今は蛍の雲を晴らすのが先決ですよ」



そう言うと、二人は渋々喧嘩をやめた。全く、仲が良いのも程々にしてほしいですね。