蛍火と白狐




鬼神の手下である鬼が現れてから数日、私達はいつも通りの生活を送っていた。



何だろう、危ない状況なのに私、こんなにのんびり過ごしてていいのかな。



もくもくとお昼ご飯を食べながら考える。段々と風も暖かくなってきて、屋上でのお昼も気持ちいい。



この数日間、私なりに出来ること、それをずっと考えてたけど、何一つ浮かばない。



私は何も出来ないんだなーって、考えることで改めて判ってしまい、ただいま落ち込み中。



折角の麗らかなこの晴天も、今は曇天と変わらないように思える。



小さくため息を吐くと、言葉とほのかと翠くんが私の離れた場所で固まり、何やらひそひそと話し合っていた。



どうしたんだろう、作戦会議?役立たずな私は除け者かぁー。仕方ないよね。



……駄目だなぁ、どんどん思考がネガティブになってる。これじゃあ余計に駄目だ。



でも、良い事なんて何も思い付かないわけで。



どうしよう……。



考えたら、またため息が溢れた。