蛍火と白狐




「んで、そんな話はええねん。この涼香の行動、鬼神の復活の時間と被るんや」



「つまり、彼は……」



「裏で鬼神と繋がっとるかも知れへん」



「しかし、それは彼にとってどんな意味があるのでしょうか。鬼神といたって、何のメリットもないのに……。かつての淵川のように、盲目的な信者でもない彼が」



あの人のことを考えると、思い出すだけで寒気がする。



ただただ、怖かった。



「そこやんなー、謎なんは。しかも百年前、アイツと戦ったとか、鬼神側にいたなんて情報あらへんし」



「偶然、にしては少し怪しい……」



「アイツ裏工作とか得意そうやな。参謀役とか。戦闘弱いし」



「鬼神ははっきり言って馬鹿ですもんね。いつも知能の高い人材を側に置いてますし」



「涼香もその一人かもな」



「ですがそこで問題なのが、それが彼にとってどんな意味があるのか」



「意味、ねぇ……」



二人はうーんと考え込む。