蛍火と白狐




「そして聞いてもらいたいことがあります。鬼神は今や、怨念のみで動いています。

怒り、怨念、邪念、復讐、そういった負の感情に捕らわれています。

元々の責任は、君の言う通り僕達でしょう。それはいいんです。

淵川 翠くん、僕達に協力する気はありませんか?」



「は?どういう意味だよ」



「つまり、一緒に鬼神を封印しませんかと言っています。

淵川くんの一族は陰陽師の一族。君がいれば、永遠の封印も夢じゃありません」



「何で俺がそんなことしなきゃなんねぇんだ!!誰がお前らなんかに協力するかよっ!」



「それは残念です」



言葉は本当に残念そうに眉を八の字に寄せた。陰陽師、か……。いたんだ、陰陽師なんて。



「……まぁ、そう遠くない内にきっと……」



ぼそっと言葉が呟いた。