蛍火と白狐




「貴様らは何を恋人みたいなやり取りしとんのや!見てて痒うなるわっ!」



えっ、どうして!?



「いいじゃない、癒されるから」



「そうですね。何だか和みます」



そう言う二人からは、心做しか周りに花が漂ってる気がする。



すごい、弥緒の癒し力は生半可じゃないっ。



「癒し〜〜〜?ウチにとっての癒しは言葉やからなぁ。言葉相手ならいくらでも和めるで」



「ふふ、胃袋から口内までたっぷり細かく刻んだ生のピーマンを大量に流し込んで、鏡華のピーマン詰めでも作りましょうか」




「やめてくれ。ピーマンだけはやめてくれ」



「安心して下さい。流した後はちゃんとガムテープで塞いであげますから」



「安心する要素ないやん!」



「見かけによらずえげつないわね、あんた」



「大丈夫ですよ、実行はしませんから」



「当たり前よっ」



「いやでもこのサドっぷりがまたええんや!」



「……実行しましょうか?」



言葉から黒いオーラが立ち上った。



「すんませんでした言葉様」