蛍火と白狐




「生き物が死ぬのも生きるのも、結局は運命なんだよ。

私は例え誰かに殺されそうになっても、運命の一言で片付ける人だから。

自分に関しては、ね。

だから、私を殺したかったら別に殺せばいいんじゃないかな」



そう言ったら、全員変な顔をした。



「君は……、重要な選択をとことん選ばない人ですね」



違う。



違うの。



「選ばないんじゃないの、選べないの」



優柔不断だからだとか、多分そういうことじゃなくて。



何が駄目なのかは、まるでわからないけど。どうして選べないのか、理由を聞かれても答えられないけど。





結局はわからないの一言。