蛍火と白狐




「え、えっ?」



どうして皆怒ってるの?乗せられるって何に?



「……ぁ……。……えーっと、で、何の話してましたっけ?」



何事もなかったかのように笑って誤魔化す言葉。さっきのは一体何だったのかな……。



「ムリヤリ話題転換すんなや!ふん、まぁええわ。んーと、何の話しとったっけ?ホンマに忘れてしもうた」



「アレよアレ。あー、でも、戻すと蛍にとってあんまり明るい話にならないわ」



「いいや、この際や。全部話した方がええ。いいか蛍、よう聞け。

霊狐はいずれ親離れする。そんなん霊狐に限らず生き物全てそうや。人間はちぃと特殊やけど。

そしたら親としてのお前の役割は終了。つまりウチらにとって必要のない存在、はっきり言って邪魔者。


せやから―――」