「今年がその百年目ってわけね」
「せや。そこで重要なんが、お前の肩に乗っかっとる霊狐や」
私は弥緒を見た。弥緒もよくわからないみたいで、「きゅ?」と言いながら首を傾げる。
「その霊狐は特別でな、百年に一度、鬼の封印を手助けするために生まれてくるんや。
それを落としたんはしゃあないな。うん、言葉やからな」
「理由になってません。そんなことで僕の罪を許さないで下さい」
「そうね。罪は重いわね」
「過ぎたことはもうええやん。誰もお前のこと咎めんのやから。んでそんな話はええねん。
で、そんな特別な存在やから、霊狐に何もあらへんように監視しとるわけや。
言葉に感謝せい。蛍かて、本来ならずっとあっちにおる筈やったんや」
「そんなことさせないために私が行ったのよっ。鬼畜ね、神って」
何故か怒るほのか。
ずっとあっちにいると、何かいけないのかな?別に普通だったけど……。


