蛍火と白狐




と、その瞬間。教室にいる半数近くの人達がバタバタと倒れていった。



驚いて見回すと、倒れた人達は床を手でバンバン叩いてたり、顔を手で覆ってたり、何やら意味不明なことを叫んでいた。



萌え萌えー、とか、キュン死にするだろバカ野郎ー、とか、ヤバいヤバい超ヤバいんですけどー、とか。



……大丈夫かな、このクラス……。



とても不安になった。



気付けばチャイムが鳴っていて、ガラガラと扉が開き、先生が入ってきた。



「……何してんだ?」



目の前で転がる生徒達。異常だなぁ、このクラス。



「あんな可愛い生き物見たことないんッス!」



「セットで見ると破壊力半端ないですよ!?」



「何の話してんのかさっぱりわからんが、授業始めるぞ。席着け」



……謎の出来事だった。