闇桜-secret love-


俺は、全く興味ないかのように

読書を続けた。

かといって、読んでるわけじゃない。

こんな騒がしい空間で、

読めるわけもない。

だから俺は、

読書をしているふりをして

陸人や京華の会話に

耳をすませた。

なんか盗聴している気分だ。

ふと聞こえてきた"殺し屋"

という単語。

それと同時に教室は一層騒がしくなった。