皆で家に戻った。

『何か……首がいたい…』


自分の手を首に当てながら撫でる。


めちゃめちゃ痛いです。


「何だ?

逃げてるときに何かされたのか?」


「あ?」


楼愛は眉を寄せながら聞いてくる。


風生は何故か低い声を出す。


『んーん。


私、捕まってないもん』



あ、いや、1人には捕まったな。


あの人。


でも、追いかけられてた訳じゃ無いし。


捕まったとは言わないかな?


そんな事を考えて居るときも痛くてしょうがない首。



顔を歪めていると、後ろからフワッと手が首に触れた。


『んっあっ……っ‼』


変な声が出た。


くすぐったくてしょうがない。



「っ///な、何だよ今の声っ……‼」



空祐は飲んでいたジュースを噴き出しそうになりながら私の方を見てくる。



『だって……くすぐった…


ひゃんっ‼』



それでも、風生はくりくりと首に触れてくる。


痛いってーーー‼



『やっ……風生…いった…い……



ぅ、あっ』




「うわぁぁぁああ‼」


「……変な声だすな」


「何か、やられてる琉羽じゃなくてこっちが迷惑だね」


遊優も眉を寄せながら私を見てくる。


何で!?私何も悪くないんですが!?


私は次第に涙目になりながら、激痛に耐えていた。



『いた……ぃ…風生…』



「………ん。



治った」




風生はやっと手を離してくれた。



『……あ、痛くない』



風生が手を離したら、痛くなくなった。



『風生の手って魔法の手?』




「……女をなかせるな」


私は風生の手をじーっと見てると、涼雨がボソッと何かを呟いていた。



きこえなかったけど。



遊優と楼愛と空祐は涼雨を殴っていたけど。