『んはっ……おはよー、翔太』
人の波から抜け出して翔太に近寄った。
「な、何でいんだよ!?」
翔太は顔面蒼白と言う言葉が当てはまるほど顔がヤバかった。
『何か、風生達がバカにしてきたからおりてきたー』
私はのほほんとそう言ってその場にペタンと座った。
「うわぁぁぁぁあ゛‼‼
る、琉羽‼そこに座るな‼」
『何で?』
私は上を見上げると顔を真っ赤にしながら慌てていた。
なにしてんだと、訝しげな顔を向けると疾風も翔太の隣に来て居た。
「琉羽さん、そんなところ座ったらきたないですよ」
疾風は焦りながらそういって、立ち上がらせようとした。
でも、力が余り入らなくって笑って誤魔化した。
『いいよ、コレぐらい。
私なんか汚れればー…』
そう言おうとしたらフワッと暖かい温度が体を包んだ。
「よくねぇよ」
はぁっと少し息のきれた声を出すのは風生だった。
『あれ?風生も疾風達に会いにきたの?』
聞くと訝しげな顔を返された。
さっきは自分でそんな顔していたんだろうなとボーッとみてると、体が宙に浮く感触…
『……んぁ?』
「…………」
風生は何も言わず私を抱き上げて階段に向かって歩いて行った。
『あ~…
疾風、翔太、またね~』
私は笑って手をふっておいた。

