「琉羽、行くぞ」
『嫌だぁぁぁ!』
「琉羽、すぐ終わるって」
『いぃぃぃやぁぁぁあ‼』
風生と空祐と楼愛、ついには遊優と涼雨までもを巻き込んで私を家から出そうとする。
「琉羽!大丈夫だって!たかが学校だって!」
「バカ。琉羽にしたらたかが学校、されど学校だ」
空祐に突っ込みをいれながら涼雨は溜め息を吐く。
「琉羽、すぐだって…」
『嫌ぁ…………』
「っ…‼////////」
風生にグイッと引っ張られて、お姫様抱っこをされた。
『いやぁぁぁぁあ‼』
「おとなしくしておけ」
風生は強行突破で私を連行した。

