「…ぅ…………る、」
何か聞こえる…
「琉羽、ご飯。夜ご飯」
目を薄く開けると空祐だった。
風生も隣で欠伸して上半身を起き上がらせて居たから、きっと空祐に起こされたんだろう。
『…空祐、ありがと』
「どーいたしましてー、
てか、早く飯食いたいから呼んだだけなんだけど」
空祐は苦笑いしながら部屋を出て行って、私と風生も部屋を出る。
そのまま食堂に行って、全員でテーブルを囲む。
………いただきますは全員言っていた。
それに満足しながら少しだけご飯を食べた。
そのまま、その日は疲れて寝てしまった。
明日、何があるかも知らずに。

