『…私、1日に夜ご飯しか食べない…』
「「「「「……」」」」」
沈黙が続いて、私は気まずくなって口を開いた。
『ぇーと……あの…その……』
「…ソレホント?」
遊優が眉間にシワを寄せながら私を見据えた。
『うん……まぁ……そだね…』
あはは、と乾いた笑みを漏らすと、風生が私の脇の間に手を入れて持ち上げた。
そして、洗面所に来て、体重計に乗った。
女の子の体重計って見るなんて最低だぁ‼
表示部分を見ると、
38.7
「だからこんなに軽いのか」
風生は呆れながらそう言った。
洗面所からまた食堂に行くと、皆こっちを見た。
「風生、何キロだったの?」
遊優がそう聞いて来て、私は自分の血の気が引くのを感じ取った。
『やめっ「38.7キロ」
『さらっと暴露しないでーーー‼』
私は半泣きになりながら叫んだ。

