「「いただきまーす」」
「「………」」
空祐と楼愛は声を合わせて言ったが、涼雨と風生は何も言わずに食べ始めた。
何か、席があるみたいで、みんなすんなり座った。
私はわかん無くてウロウロしてると、風生が自分の隣の椅子をポンポンしたので、そこに座った。
『ありがと。』
「ん………」
『いただきまーす…』
私は、小さくそう呟いて口にスクランブルエッグを運んだ。
2.3口食べたらすごく気持ち悪くなった。
『………』
「琉羽?」
風生が心配そうに私の顔を覗き込んだ。
「気分悪りぃか?」
『…もう、いらない………』
「は?」
「え?」
「……」
「マジ…」
風生、空祐、涼雨、楼愛の順番でビックリした声を出した。
「琉羽ちゃん、少食?」
遊優が優しく聞いて来て、まぁそれもあるけど、違うから首を横に振った。

