どこまでも鋭い男を泣きそうな目で見る少女。
「何、その顔。
誘ってんの?」
男は少女の着ていたワイシャツを思いっきり左右に引っ張る。
その瞬間ブチブチッとボタンの筈れる音がして、少女の真っ白な肌が見える。
「……ホント、いつまで汚れないんだろ」
男は少女の首筋に顔を埋める。
首筋に舌を這わせる。
その不快な感触に少女の目からは涙が零れ落ちる。
チクッとした痛みが首に幾つも走る。
……やめて
そんな言葉、言えるわけも無い少女。
少女の心は
諦めている。
少女は目を強く瞑って必死にその行為に耐えた。

