「俺の親は、火事で死んだ。」 私は、取り乱さない様に必死に自分を落ち着かせて話を聞いた。 「俺と陽祐は、親から逃げる様に言われて逃げたんだ。 よく考えたら、あの時何で逃げたんだかな… んで、陽祐と俺、の2人になった時。 風生の家に引き取って貰った。」 また、風生の家。 私が目を細めるを空祐は見逃さずにまた口を開く。