「………そいつ、陽祐って言うんだ」 空祐は立ち上がってその写真立てに向かって歩く。 「俺の、双子の弟」 『………っ!?』 何ていっていいのか、解らなかった。 こっちに戻ってきた空祐は少し口角を上げていた。