『うぅー…寒いー…』
「さっきからそれしか言ってないよ」
「よーし、あっためてやるからおいでー」
空祐はケタケタと笑いながら私を見ていて、楼愛は両腕を広げてヘラっと笑った。
そそくさと私は楼愛に近寄った。
「よーし、2人でくっついてたらあったけぇなー」
『………ぅん』
懐かしい感じのする暖かさに、私は目を瞑った。
「おい、楼愛ーーー」
「いいじゃん、ちょっとぐらいー」
「……………」
「まぁまぁ、いいんじゃない?
いっつも風生が独占してんだから」
遊優はクスクス笑っていた。
「…………俺んのだからな」
その言葉を境に完璧に意識を手離した。

