「………あいつの名前、琉羽だ」



「ぅあい!?


そ、そーなんれすか!!で、では、琉羽さん‼どーぞ‼」


『………ぇ、私?』


首を傾げながら司会の人を見る。


すると、その人は顔を真っ赤にして下を向いた。




「………お前だよ」


風生は、私の腕を引っ張って前に来させる。



「風生さんと一票差だったので、特別勝を作らせて頂きました」


司会の人はにっこりと愛想のいい笑みを浮かべながら私と風生を見て、口を開いた。



「さぁ、お二人に盛大な拍手を!」




すごい量の悲鳴と拍手を浴びせられた。




皆、笑顔で私達を見ていた。




私は、その笑顔に




羨ましさを覚えた。