『あ、そうだ!』 シキが何かを思い出したように言った。 「どうしたぁ?」 『あのね今日花火大会があるんだけど翼もきて』 いきなり何言ってんだよ。 「どうしよかなぁ」 花火かぁ、久しぶりに見てみたい気もするけど。 『お願い、女の子だけで行くのは危ないでしょ?』 と強くおしてくるシキに、 「わかったよ。 また痴漢に会うかもだしな」 と笑いながら言うと、 『笑い事じゃないんだからね』 と苦笑いでシキは言った。