思わず、足が止まった。 息も止まった。 青木くんは、2,3歩歩いてから立ち止まり、こちらを振り返る。 「ん?」 私はきっと、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしていたに違いない。 頭の中の計算係が、一度導き出した答えに間違いがないか一生懸命検算をしなおしている。 うーん、これは今までになかったタイプの証明問題だ。 「私に彼氏がいないことを、青木くんが喜んだ」 ということは 「青木くんは私の彼氏になりたい」 ということでそれはつまり 「青木くんは私のことが好き」