【短編小話】失 恋

送信して、ソファに崩れる。

ステキな釣書のダーリンには心引かれるけど。

今から引越しキャンセルは大変だろうけど。

でもね。

自分に素直に生きていたいって、思ったんだ。

手の中の箱を抱きしめる。

それに、今頃腐ってるはずのアイツのことも、本当はまだ過去にしたくない。

別れても、気持ちは離れられなかった。

嫌いには、きっとなれない。

急には無理だろうけど、ちょっとずつなら変わって行けるかな、そう思いながら送信ボタンを押してベッドに転がった。