【短編小話】失 恋

「ちょっと。」

なんだ、こいつはさっきから・・いや、性格悪いのは元からだけど。

「さっきからナンなのよ?あたしに文句でもある?」

背後の隆平に向き直った。

「ある。」

ふっと真顔になる。

「お前が智久を・・・」

フッと照明が消えた。

拍手とともに、新郎新婦がケーキの前に立った。

「初めての共同作業です。どうぞ、カメラをお持ちの方は是非前に!」

司会がやや興奮しすぎな声をあげた。