【短編小話】失 恋

先の見えない不安は、あたしを徐々に追い詰めていった。

それは煮え切らない彼への不満に変わって・・だけど今更プライドを捨てて素直になれるほど若くはなくて。

随分イヤな女になってたと思う。

『仕事で疲れてる』を逃げ道にして、努力しなかったのはあたし。

しっかりしない彼氏にイライラして、ちゃんと話合わなかったのもあたし。

ちゃんと、幸せも愛情も、あたしたちにはあったはずなのに。

「ばかだな、ほんと。」

口に出したら涙が出てきた。