「いつ、行くのかね?」

お節介の代表、隆平が意地悪に笑った。

皿にこんもり盛った高級イタリア料理を片手にあたしは睨んだ。

「うるさい。」

ブーケを引き出物の袋に入れて押しやる。

当たり前だけど、今日の比奈は一段と可愛い。

パーティ会場を回りながら花みたいに笑ってる。

あたしとは真反対の、女の子らしい女の子。

躓きそうになる彼女の手を取って、新郎の智君がドレスを持ち上げ微笑んだ。

なんて、幸せそうな二人。

「お前にゃ無理だな。あんなフリフリしたドレスは。」