抱き締めてきたハヤトの背中に腕をまわし、


あたしもハヤトを抱きしめ返した。


ギューッてすると、ハヤトからいい匂いがしてくる。


「いい匂い…」


「風呂入ったからな。お前も今から、入ってくる?」


「う、うん。そうだね」






あたしはドキドキをクールダウンしたいのと、


この体勢に耐えきれなくなったのもあって、


すぐにベッドからおりた。


あたしに手を振るハヤトを残して、


あたしはバスルームへと向かった。