「キャーッ、キャーッ、キャーッ!!」


…えっ。


あたしたちのうしろで叫び声をあげている女の子がいる…。



「アイ…!?いつからそこにいたの?」


そこにいたのは…あたしの友達のアイ。


アイもきっと、あたしがダークバスターだったことは、覚えてないよね!?


「ユナー!目が覚めたの!?もう…ホントに大丈夫なんだよね!」



アイが半泣きになって、あたしに飛びついてきた。


「うん…ありがと。もう、ヘーキだよ」


「よかったぁ…心配した…」


あたしたちはお互いの存在を確かめあうかのように、ギュッと抱きしめあった。



ふと、アイが顔を上げる。



「ユナ~、ユナが倒れてる間にね…すごーくショックなことがあったの…」



「…なに?」



「彼氏にフられちゃったのーっ!うわぁーんっ!!」



「…ええっ!?どうして」



「なんかね…あたしより、もっと好きな子ができたって…」