空には太陽が出て、ギラギラとあたしたちを照りつける。


「あ……もう…ダメだ」


トロロは悔しそうな顔をして、あたしから目を逸らす。


「ダメ……って、なにが?」


途端に、空から眩しい一筋の光が差した。









キャッ……眩しいっ!!!


目を細め、空を見上げると……


空がパックリと割れ、光の範囲がどんどん広がっていく。


あまりの眩しさに、目を開けていられなくなって、あたしはギュッと目をつぶった。







「ユナちゃんは……いつか、未来を変えることができるのかな…」


「な…に…?」


フッと、トロロの笑う声が聞こえたかと思うと……


あたしの体が、どこか地の果てまで落ちていくような感覚に襲われた。