魔法つかいになって憧れのアイドルと××

そしたら、人垣の向こうから大きな声が聞こえてきた。


「部外者は、今すぐに学校から出ていきなさい。そうしないと、警察を呼びますよ!さあ、早く!」


女の人の声に従い、報道陣は舌打ちをしながらあたしから離れた。


…ホッ。


顔を上げると、そこには…


さっきあたしが体育館の中でぶつかった先生が立っていた。


「先生…」


「あなた…小笠原さんなの?」


「…え」


「小笠原さんがあなたに変わるのを、見た人がたくさんいるの。

もしそうなら…みんなに事情を説明してちょうだい」