魔法つかいになって憧れのアイドルと××

長い棒の先に、たくさんのフサフサの毛がついたモノが現れた。


あたしはその毛についている長い棒を振りまわす。



「それっ!!!」



旗を振るように、ブーンと大きく右へ左へ。



たまにチョイチョイと揺らしながら……。







「キャッチ!!!」



触手のひとつが、あたしの持つフサフサに食いついてきた。



…やった!!



続けて、ブーン、ブーン。



「わほっ!」



ダークネスが次々とフサフサにくっついてくる。