魔法つかいになって憧れのアイドルと××

あたしは一瞬にして、フラッシュの嵐にあう。


――パシャッ、パシャッ!!


うわ…しまった!!


「見て下さい!!ミラクル戦士が…あれは、ミラクル戦士ではないでしょうか!?

まさか、本当に…!信じられません!!」


レポーターが、かなり興奮した声をあげて、あたしを見ている。


報道陣がまだ外にいたなんて…。


しかも、あたしが登校したときよりも、かなり増えてる。






「グオォォ…」


低い呻き声をあげながら、体育館にへばりついているダークネスが、報道陣のひとりに触手を伸ばす。


…ダメッ!


あたしは報道陣の列に突っこみ、両手を広げた。



「ダークネスの好きにはさせないわ!」



「おおーっ!」


報道陣から歓声があがる。