魔法つかいになって憧れのアイドルと××

とにかく、早くトロロに知らせなきゃ……。



あたしはとりあえず急いで学校へと向かう。



「すみません!ちょっと、いいですか!?」


わっ!!


振り返ると、手にマイクを持ったリポーターがあたしに近づいてきてる。


その後ろには、テレビカメラを肩にかついだカメラマンらしき人。



「むっ……むむむ、ムリですっ!!!」



カミまくりなのに、リポーターはそのまま話し続ける。







「昨日、こちらの学校にミラクル戦士が現れたっていうのは、本当なんでしょうか?」


「あっ、あたし、知りません!!!」


顔を背け、早足で歩く。


門の近くまで行くと、アイがあたしを待っていた。