魔法つかいになって憧れのアイドルと××

「悪かったな。なら本題に入るけどな、俺さ、ちょっと気になってて……色々調べてみたんだよな」


ハヤトの声のトーンが、一段と低くなる。


普段からカッコいいハヤトの声が、ますます素敵に聞こえちゃう。


真剣なハヤトそっちのけで、あたしがポーッとしてると……。






「…おい、聞いてる?」


「ああっ、ハイ!聞いてます」


「あのさ、アニメのミラクル戦士……あれ作ってる制作会社の関係者に、ちょっと聞いてみたんだ」


「えっ?なにを?」


「なにって…お前の使う魔法って、ミラクル戦士と連動してるんだろ?なんかカンケーあんのかな?って思ってさ……」


ウソ……。


「ハヤト、そんなこと気にしててくれたの!?

普段の生活に戻って、あたしのことなんて、もうすっかり忘れてるのかと思ってた」