魔法つかいになって憧れのアイドルと××

目をつぶってフラつきそうになってると、ハヤトがあたしの腰を持って支えてくれる。



「……お前、大丈夫か?気分でも悪い?」



ある意味かなり気分が悪い……いやいや、最高の気分なんだけど……。



「だっ……大丈夫っ…あのっ、その手……手っ手ぇっ!!!」



あたしが自分の腰を指すと、ハヤトはクックッと笑ってる。



「マジ、かわい~。なに、もっとくっつこーか?」



「きっ…………ブフッ!!」



ハヤトがあたしをギュッとしようとしてきたから、思わず叫びそうになったら、慌てて手で口を押えられた。



「悪い……フざけすぎた。お前…冗談通じねーもんなぁ……」


ハヤトはあたしを見て苦笑いしてる。



これのどこが冗談っ!?


あたし、ドキドキしっぱなしなんだけど!!!!