魔法つかいになって憧れのアイドルと××

電気がついてわかったんだけど、ここは寝室みたいで、セミダブルのベッドとサイドテーブル、大きなテレビが置いてあるだけ。


電話を終えたあと、ハヤトは、ケータイをベッドへ投げ捨てると、自分もその身をベッドに投げた。


そして、そのまま動かなくなった……。







「…トロロ、ハヤト……どうしたんだろ…」


トロロの耳元で、コソッと聞いてみる。


だけどトロロは笑って頷いてるだけ。


「え…なに?……キャッ!!」


なにを思ったのか、トロロがあたしの背中をドン!と押した。


そのはずみで、あたしの体は部屋の中へと投げだされる。






――ベタッ!