「あるある!あ~、石田さんと話してたら頭良くなった気がする~!宿題はかどりそうっ!!」


さっきまで泣いてた石田さんが、目に涙を溜めたまま、あたしを見てクスクスと笑ってる。



「も~、小笠原さんって……テキトーだよね……」



――グサッ!



「そんな、ホントのこと言われると辛いんですけど」



「あっ、ゴメンね……あたし、友達との、こういうやりとり慣れてないから……」



「ううん、全然オッケーだよ!あたしなんていつもクラスのみんなに笑われてるからねー。普通にしてるのに、笑われるんだよ?

で、もっとなんかナイの?って言われる。失礼だよね!?」


「そーなんだ!?でもなんかわかる~。……プッ!!アハハハ」



石田さんはあたしの顔を見る度に笑い始める。



…どーいうこと!?