魔法つかいになって憧れのアイドルと××

「だって…あたしがクラスで浮いてるからだよね。小笠原さん、優しいから…気になってたんでしょ!?」


「そういうわけじゃないよ~?」


「……ホントに?」


「うん、うん。あのね、あたしバカだから~頭のいい友達がひとりぐらい欲しいなって思って。

あたしの友達のアイも、チョーおバカだからね、石田さんがスパイスになってくれれば…って」






「あたしが……スパイスに……?」


石田さんは、意外とでもいった風の表情を見せる。



「うん。人には色んな役目があるでしょ?あたしはお笑い系、アイは場つなぎで~、石田さんはそんなみんなをまとめるの。

あたしたちツッコミどころいっぱいあるから、結構楽しいと思うよ?」



「あたしにも…なにかできることがあるのかな…」