魔法つかいになって憧れのアイドルと××

「だから…怖いの。人と関わるのが…。また、騙されてるんじゃないか、笑われるんじゃないかって…怖い…」


「石田さん…」


「それに、あたし…クラスの子に避けられてるの。こんなあたしといても、楽しくないだろうし…」


「もーっ!あたしなんて、なんて言わないの!石田さん、すっごくかわいいよ?」


「……えっ?」


「笑ってよ。あたし、石田さんがそんなにかわいく笑うなんて、悪いけど思いもしなかった!」


「どういう…」


「いつも下向いてるからだよ。自信なさそうに見えるし、顔もよく見えないもん。

けど…今みたくちゃんと目を合わせて話したら、石田さんのいいとこが、いっぱい見えてきた」


あたしが石田さんに笑いかけると、石田さんはポロポロと涙を流して泣き始めてしまった。