魔法つかいになって憧れのアイドルと××

逆効果だーっ!!



「えーっと、えっと。石田さん…って、好きな人はいないの?」



あたしがそう言ったら、石田さんの顔がポッと赤くなった。



わ、やっぱり女の子だ~。


思わず微笑ましく思ってしまう。



「い……いないよ、そんな人」



「アイの彼氏のことは……?」


恐る恐る聞いてみる。



「ん……と。あたしに優しくしてくれたから……これ、あたしにくれたの」


そう言って、石田さんはカバンから一本のボールペンを出す。


それは、上にご当地キャラがぶら下がった、ボールペン。


……ああっ、これ!!!