魔法つかいになって憧れのアイドルと××

あたしがニヤニヤしながらトロロに詰めよると、頬をほんのりピンクに染めてる。


「そっ…それは。舞踏会の夜に、僕も少し酔ってて…ちょっと……キスしただけだよ」


「へー、舞踏会!好きな人にされるキスって、女の子にとっては、重大だよ!?

そんな軽々しくするもんじゃない…」


「わかってるよ…だから、反省してる…」


トロロ、真っ赤になってるし…。







「っていうか!キスしといて、タイプじゃないって、よく言うー!」


「したから…わかったんだ。アンリはなんだか…ガツガツしてて、ちょっと怖かった」



ガツガツ!?


うーん、なんとなくわかるような!?


ああ見えて、肉食っぽいしね…。


「それに僕はまだしばらくは、結婚するつもりはなくて…」