魔法つかいになって憧れのアイドルと××

「トロロ……様?」


アンリのお母さんがあたしを見て小首を傾げる。



「初めまして……」


あたしは一応頭を下げたけど。


ビミョー……。


魔界では、こういうとき、正式な挨拶の仕方とかあるのかな?







バレるかと思ったけど、大丈夫だったみたい。


「申し遅れました、アンリの母です……。

もう…わたしは魔界にはなんの縁もないのですが……この子を残して行ったことだけが、ずっと心残りで……。

できることなら……アンリのことを、末永くよろしくお願いします」


深々と頭を下げられ、あたしはとんでもない約束をしたことに今気がついた。


プロポーズするって……そういうことだよね。


アンリのお母さんにまで、心配かけちゃう……。


こうなったら、なにがなんでもトロロにはアンリと結婚してもらわなきゃ!