魔法つかいになって憧れのアイドルと××

不気味な笑い声が、あちこちからエコーのようにして、聞こえてくる。


…どこ?


アンリはどこなの…!?


警戒するけど、どこから出てくるのか予想もつかない。






地面がフニャフニャと動き、あたしはバランスを崩した。


「…残念ながら、あたしの勝ちよっ!!」


アンリの声が聞こえたかと思うと、目の前に大きな刃の塊が現れた。



斬られるっ……!!


とっさにそう思ったのに、あたしは魔法を唱えるのも忘れ、固まってしまった。







――ズシャッ!!


鈍い音と共に……


目の前に、たくさんの血が吹きとんだ。