「…けど、なんもなかった俺に、充実した毎日をくれた社長や…ファンの子たちに、なにか返せたらな…っていつも思ってる」
「…なにか…って?」
交差点に差しかかり、ちょうど赤信号になって、車が静かに停まる。
ハヤトはあたしの方を見て、フッと優しく微笑んだ。
「お前さ、言ってくれたよな。俺の歌で元気もらったって……。それって、すげぇ嬉しいよ」
あたしは黙ったまま、コクンと頷く。
「周りはさ、売れてるからもう欲しいモンなんかないだろうとか、
レコード大賞三連覇の快挙を成し遂げるのが将来の目標だろ!?とかって言ってくるけど…違うんだよな」
「…なにか…って?」
交差点に差しかかり、ちょうど赤信号になって、車が静かに停まる。
ハヤトはあたしの方を見て、フッと優しく微笑んだ。
「お前さ、言ってくれたよな。俺の歌で元気もらったって……。それって、すげぇ嬉しいよ」
あたしは黙ったまま、コクンと頷く。
「周りはさ、売れてるからもう欲しいモンなんかないだろうとか、
レコード大賞三連覇の快挙を成し遂げるのが将来の目標だろ!?とかって言ってくるけど…違うんだよな」


