魔法つかいになって憧れのアイドルと××

そうなんだ……。


「なりたいと思ってもなれない人がほとんどの世の中で、こうやって成功してるハヤトって、すごいよね」


「全然すごくねぇって…たまたま、運がよかっただけ。それに、ホントになりたいヤツには…俺なんかかなわねーよ」


「…え」


「俺さ…この仕事やってて思う。事務所の力ってすげーデカい。

なんの実力もない俺がココまで有名になれたのって、やっぱ社長のおかげだからな」


「そんなことナイよ!?ハヤトの魅力はすごいよ!!あたしが保証するっ」


思わず運転席の方に身を乗りだして叫んだら、ハヤトに体を押された。


「わーかったって。危ないから、ちゃんと座ってろ」


「はーい……」


うー、また子供扱いされた……。