魔法つかいになって憧れのアイドルと××

「最初はさ、男が好きなオッサンかと思った。お前の体、いくらだったら俺に売る気あるかっつーんだもんな…ビビったって」


ハヤトが笑うのに合わせて、あたしも思わず吹きだした。


「プッ…そんな言い方されたんだ…」


「そーそー。ちょっとヘンなオッサンで、見た目お姉だし…。

けど、俺らの世界じゃ誰もが認める敏腕社長で…あの人がいなかったら、俺…」


「出会えて…よかったね」


「そ…だな。昔っから女だけにはモテてたからな…。

それを生かしてできる仕事…これ以上の適職ってナイだろ?」


「うん…」


「アイドルになりたいとか、思ったこともねーし、まさか自分がなるなんて…夢にも思わなかった」