ハヤトとした、どんなキスよりも…ドキドキした。


魔法をかけて、あたしを好きにさせるなんて…


あたしはズルいことしてたよね。


こんな風に、


あたしの名前を呼んでくれて、優しく微笑んでくれるなんて…



夢みたい…。






あたし…


やっぱり、ハヤトが好き。


ポッと顔が赤くなる。


「また、ごほうび欲しかったら、いつでも遊びに来いよ?

魔法使いと友達なんて、楽し過ぎるわ」


ハヤトはニマッと笑うと、あたしから離れてキッチンへ入っていった。