「起こるべくして…か。じゃあ、俺にバレたのも、お前からしたら、想定内ってワケ?」


ハヤトがトロロに問いかける。



「まあね…」


「だったらなおさら、協力させてくれよ。俺って結構役に立つかもよ?

ヤンキー仕込みの闘争心と、それにかなりの怖いモン知らずだしな」


ハヤトはニヤッと笑うと、あたしとトロロを見た。



「ハヤト…」



「お前が魔法の国から来たっていうなら、トロロ…お前にひとつだけ…確認させてくれ」



「なに?」